エラボトックスを考えている人へ。打つ前に考えたいポイントと、私が迷ったこと
エラボトックスは、顔まわりをすっきり見せたい人にとってかなり身近な美容施術になりました。実際、私も数回受けてきて、「やってよかった」と思った時期もあれば、「細くなりすぎるのも違う」と感じた時期もありました。
だからこそ今思うのは、エラボトックスは単純に「エラを小さくする施術」として考えない方がいいということです。顔全体のバランス、年齢による変化、頬骨との関係、そして将来どういう顔立ちでいたいかまで含めて考えた方が、後悔しにくいです。
この記事では、私自身の体験をもとに、これからエラボトックスを検討している人が押さえておきたいポイントをまとめます。
エラボトックスを始めたきっかけ
私はもともとエラがしっかり張っているタイプです。ただ、若い頃は大きなコンプレックスでしたが、化粧品業界に就職し、家庭も設け、40代になり、「今さらそこが変わるとも思っていない」という感覚の方が近かったです。
美容医療に興味を持ってクリニックに行った時、医師から「もし今後、糸リフトやフェイスライン系の施術を考えるなら、エラの筋肉が気になっているなら先にボトックスで整えた方がいいかもしれない」と言われました。その時に、エラは骨格だけではなく筋肉の発達も関係していること、食いしばりや肩こりの軽減につながることを知り、まずはエラボトックスを受けてみることにしました。
実際にやってみてどうだったか
エラボトックスは、打ってすぐに劇的に変わるというより、1か月ほどかけて少しずつ変化が出てきます。筋肉の働きが弱くなることで、張っていた部分がすっきりしていく感覚です。私の場合も、最初は「なるほど、こういう変化なのか」と思いました。顔の下半分が少し軽く見える感じがあり、満足感もありました。
その後、効果が薄れてくるとまた筋肉が戻ってきます。私の場合、半年ほどすると再びエラの存在感が気になってきて、食いしばりも戻りやすくなりました。そのため、一定期間を空けて再度打つ、という流れを何度か繰り返しました。
ただ、回数を重ねるうちに別のことも見えてきました。エラが小さくなると、その分だけ頬骨の高さや横幅が目立ちやすくなったのです。私の場合、頬骨がやや高めなので、エラだけが細くなると、顔の上側の骨格が前より強調されて見える時がありました。さらに、細くなりすぎると少しげっそりした印象に見えることもありました。
私のエラボトックス歴
私がエラボトックスを受けたタイミングは以下の通りです。
2023年3月
最初のエラボトックスを受けました。ここがスタートです。
2023年5月
糸リフトを受けました。左側に4本、右側に5本入れています。こちらは別の記事で詳しく書く予定です。
2023年12月
エラボトックスを再度受けました。最初の変化がわかった上で、もう少し整えたいと思った時期です。
2024年7月
再び施術を受けました。この頃には、自分がどの程度細くなるとしっくりくるか、ある程度わかってきました。
2025年7月
さらにもう一度受けました。ただしこの時は、以前よりかなり控えめな量でお願いしました。細くなりすぎるより、「張りすぎていないけれど自然」という中間を狙いたかったからです。
今は最後に打ってからもうすぐ1年ほど経つところです。以前のように完全に細い状態ではありませんが、一番張っていた時と一番細かった時の中間くらい、という感覚です。
エラボトックスを考える時に大事なのは顔が「細ければいい」ではないこと
エラが気になってきた人は、どうしても「もっと細くしたい」と思いやすいです。特に昔から気にしてきた人ほど、その気持ちは強くなりやすいと思います。私自身、高校生の頃にエラをからかわれた経験もあり、顔まわりに対して無意識に厳しく見てしまうところがありました。
でも、実際に何度か施術を受けてみると、顔はエラだけで決まるわけではないとよくわかります。頬骨の高さ、顔全体の横幅、顎の形、皮膚の厚み、たるみの出方。全部が一緒に見た目を作っています。だから、エラだけをひたすら削るように小さくしていけば正解、というものではありません。
むしろ、エラがあることでフェイスラインが直線的に見えて、顔全体がシャープに見えていた部分もあったのだな、と過去の写真を見て思うことがあります。丸く柔らかい顔立ちが似合う人もいれば、少し骨格感がある方が洗練されて見える人もいます。自分の顔はどちらの方向に寄せた方がきれいに見えるのか、そこを考えることが大切です。
これから受ける人が考えたいポイント
1. エラの原因が骨格なのか筋肉なのかを見極める
エラが気になるといっても、骨格が主な原因なのか、咬筋の発達が大きいのかで考え方は変わります。ボトックスで変わりやすいのは筋肉の張りです。歯ぎしりや食いしばりがある人、奥歯を噛み締める癖がある人は、変化を感じやすい可能性があります。歯を食いしばってみて、顔の形が変わる人は、適応があるようです。カウンセリングはただのところが多いので、まずカウンセリングdに行ってみることをお薦めします。
2. 1回で理想形にしようとしない
最初から「とにかく最大限細くしたい」と考えると、仕上がりに違和感が出ることがあります。まずは標準的な量で反応を見る。その上で、次回以降に量を調整する。この考え方の方が安全です。特に3回目以降は、自分の顔との相性を見ながら微調整していく感覚が大事だと思います。
3. 頬骨とのバランスを見る
ここはかなり重要です。エラが小さくなると、頬骨が相対的に目立つ人がいます。私がまさにそうでした。エラだけを見て判断せず、正面・斜め・横顔のバランスで見た方が失敗しにくいです。
4. 年齢によるたるみも考える
エラの筋肉がしっかりあると、下顔面にある程度の支えが出ることがあります。逆に、筋肉が小さくなりすぎると、フェイスラインのもたつきやたるみが気になる人もいます。若い時の「小顔になりたい」という基準だけで走らず、数年後の顔も含めて考えた方がいいです。
5. 食いしばり改善目的なら見た目との折り合いを考える
エラボトックスは見た目だけでなく、食いしばりや肩こりの軽減目的で受ける人も多いです。ただし、症状をしっかり抑えようとして量を増やすと、見た目が変わりすぎることもあります。どちらを優先したいのか、自分の中で整理しておくと判断しやすいです。
私が今思うこと
私はエラボトックスを何度か受けて、「エラは小さければ小さいほどいい」という考え方ではなくなりました。もちろん、張りすぎている時より、少し小さい状態の方が好きです。でも、細くなりすぎると今度は別の部分が気になる。その繰り返しの中で、自分にとってちょうどいいバランスがあるのだとわかってきました。
美容施術は、1回で結論を出すものではないと感じます。特に顔まわりは、流行だけで決めると後から違和感が出やすい場所です。過去の写真を見返して、「自分はどの顔が好きか」「これから年齢を重ねる中でどういう輪郭でいたいか」をゆっくり考えていく方が、結果的に満足度が高いと思います。
まとめ
エラボトックスは、エラ張りや食いしばりに悩む人にとって、試す価値のある施術です。ただし、考えるべきなのは「エラが小さくなるか」だけではありません。頬骨とのバランス、たるみとの関係、将来の顔立ち、そして自分が本当に目指したい印象まで含めて考える必要があります。
特に、もともとエラがコンプレックスだった人ほど、細くする方向に気持ちが振れやすいです。でも、顔全体で見た時に、そのエラが実は自分らしいシャープさを作っていた、ということもあります。だからこそ、数回かけて様子を見ながら、自分に合う塩梅を探っていくのがいちばん現実的です。
私自身、今でも「また少し戻そうかな」と思うことはあります。ただ、次に打つとしても、もう以前のようにただ細くすることだけは目指さないと思います。美容施術は、流行の正解より、自分の顔の正解を探すために使う。その視点を持っておくと、エラボトックスとの付き合い方もかなり変わってきます。
