自転車に乗るたびに「ため息」が出たら買い替えを考えよう
日々の移動が「作業」になっていませんか。ブレーキがちょっと効きが悪い・・・ちょっとキーっという音がする・・ちょっとハンドルのキレがわるい・・ちょっとガタガタする・・・

この「ちょっとだから・・いっか。」というあきらめを毎日自転車に乗るときに感じ始めたら、買い替えの潮時。
今回は、Maison Gohan編集部は11年使ってきた自転車を買い換えました。この記事ではとても気にいっていた自転車を買い替えた4つのきっかけを紹介します。
買い替えを考え始めたけれど、「なんで買い替えるんだっけ?」と自問自答されているあなたにおすすめの記事です。
もう買い替えるのが決まっている方は、実際の来店からカスタムオーダー、塗装の相談、おすすめのパーツを紹介する記事も合わせてお読みください。
きっかけ① 今の自転車が「ちょっと」調子が悪い。
現行でGohanが使っている自転車は、2015年頃に購入したもので、日常の移動や取材、人込みをさけての通勤や、ちょっとした旅まで一緒に過ごしてきた大切な一台です。
見た目も気に入っていて、オーストリッチのキャンバスバスケットをつけたり、メンテナンスもしっかりしてきました。
ただ、ここ数年で少しずつ違和感が出てきました。ハンドルの効きがなんとなく安定せず、意図していないのに右に流れるような感覚がある。言葉にするのが難しいのですが、「前と違う」という感覚だけが積み重なっていきました。そして決定的だったのは、ブレーキの効きが悪くなってきたことです。
一応、両方のブレーキを強く握れば止まるのですが、そのたびにキーッと大きな音が鳴ってしまい、周りの人が振り返るほどでした。都内は坂も多く、下りでブレーキに不安がある状態は、正直かなり怖い。それでも愛着があったので、乗り続けてしまっていた、というのが実情です。
きっかけ②「いい自転車」が生活に与える影響に気づいた
この10年の間に、自転車の性能やグレードの違いがどれほど体験に影響するか、少しずつ理解するようになってきました。ギアの滑らかさ、ハンドルの反応、ブレーキの効き方。どれも言葉にしづらいほど微細な違いですが、その「わずかな差」が、乗っている時間の快適さや安心感を大きく変えていきます。
特に、自転車は車道を走る乗り物です。日常的に使うものでありながら、命にも関わる。そう考えると、性能が高すぎるということはなく、むしろその小さな差がストレスや危険を減らしてくれるものだと感じるようになりました。
きっかけ③ 自転車にメンテナンスをお金も時間もかけてきた
みなさんは、今の自転車に何年乗ってきましたか?
5年、10年も乗った自転車には愛着がありますね。Gohan編集員は、自転車のケアに余念がありませんでした。よごれに気づけばスポンジで拭いてやり、チェーンにオイルを差してやり、雨の日には濡れていないか心配して家のなかに入れ・・。
それでも着実にガタがきているのを感じて、2年前には、評判のいい自転車屋さんに預け、一度しっかりとメンテナンスとパーツのアップグレードを行い、5万円ほどかけて調整しました。「これであと10年乗れるなら・・と思って高い修理費を払ったのですが・・・
自転結果は「少し良くなったかな」という程度で、根本的に新車のような状態に戻ることはありませんでした。
つまり、自転車のメンテにできることはすべてやった。これ以上自分の時間やお金をかけてもよくならない。→つまり新調することに、自分の中でも意義を唱えられなくなった。
きっかけ④【自転車に対する価値観が10年の間で変わった】
ここ10年で、生活の中での優先順位が少しずつ変わってきました。
投資や資産として価値が残るものにお金を使うことももちろん大切ですが、それと同時に、日常の中で繰り返し使うものの質を上げることも、人生にとって意味があるのではないかと考えるようになりました。
今上昇している「金(ゴールド」を買うのもいいでしょう。でもそれで健康になりますか?
一方日々乗る自転車をアップグレードすることは、より直接的に自分の体や感覚に返ってきます。ほんの少しのスムーズさ、安心感、快適さ。=プライスレス!
それが積み重なることで、日常の質、ひいては体調そのものが変わっていく感覚があります。
また、コロナ前とコロナ後の世界では自転車の重要度が確実に変わったと思います。電車で沢山の人と密室に入るということへの健康リスクがより浮き彫りになりました。会社としても福利厚生の一環として、自転車通勤に対しての補助費がでる会社も増えてきました。
子育てを長く続けてきて、自分の体調とも向き合いながら仕事も続けてきた中で、「自分と自分の事業に対してきちんと投資する」ということの意味も変わってきました。小さなご褒美ではなく、生活の中で長く使うものをきちんと選び直すこと。それが今回、自転車を新しく作ろうと思った理由です。
カスタムという選択に至るまで
過去に既製品の自転車を買って、色が気に入らずほとんど乗らなかった経験があります。機能に問題はなくても、「好きではない」という感覚は、結局使わなくなる理由になる。
そのため今回は、最初から考え方を変えました。既製品に自分を合わせるのではなく、自分に合わせて作る。費用や手間がかかることは分かっていましたが、それでも最終的にはカスタムという選択に進むことになります。
次の記事からは、実際にどのように自転車を作っていったのか、何度お店に通い、いくらかかったか?何を基準にパーツを選んだのか?を具体的にまとめていきます。
11年使ってきたGohan編集員の自転車には、オーストリッチのキャンバス生地のバッグを装着しています。
一般的な、いわゆる金属製の網のバスケットとは違い、布の蓋をさっとあけて、荷物をバッといれて、こぎ始められるのがとても便利。蓋があるので、ガタガタしても中の荷物がポーンと飛んでいくことがありません。
またこのクオリティで1万円以下という驚異のコスパは右に出るものがありません。風雨にさらされて5年で切り替えました
このバッグは2代目です。

このバッグは、3倍の値段でも買いたいです。末永く続いてほしいメーカーさんなので、もっとお金を出して、作っている方に還元したいと思うほど良いバッグです。
ーーーーー
この自転車はグルテンフリーのお店の取材など、Maison Gohanの活動の中で使っています。
車ではなく自転車で移動することは、エシカルな生き方の大きなステップ。みなさんも自転車生活、はじめてみませんか。

