カスタム自転車は、完成品を買うのとはまったく違います。
お店に行ってその場で決めて終わり、ではなく、何度も足を運びながら少しずつ形にしていくプロセスです。
今回は、実際に編集部員がカスタム自転車を作るまでに通った「8回の来店」をそのまままとめます。これから作りたい人は是非参考にしてみてください。
1回目:まずは見に行くだけ
最初にお店に行ったのは11月でした。この時点では、まだ「買うかどうか」も完全には決めきっていない状態です。
店内にある複数のブランドを見ながら、どんな選択肢があるのかを確認しました。この段階では決めないことが大事で、情報を持ち帰ることが目的です。
このとき強く感じたのは、「ロゴやデザインが合わないと乗らなくなる」ということでした。性能が良くても、自分の感覚とずれていると使わなくなる。これは過去の経験から確信していたポイントです。
2回目:方向性とカスタムの決断
1回目で得た情報をもとに、自分の中で整理してから再訪。
この時点で、「既製品ではなくカスタムにする」と決めました。
フレームを決めて前金を入れ、ペインターとの打ち合わせのアポイントを取りました。
3回目:ペインターとの打ち合わせ
ここからがカスタムの核心です。
自分がどんなイメージにしたいかを伝える必要がありますが、言葉だけでは難しい部分が多いです。私は家にあったお気に入りのポーランド陶器を持参して、イメージの共有をしました。
素材も形も違うものをどう自転車に落とし込むか。このすり合わせをペインターさんと1時間行いました。
デザイン案が2つに分かれたため、一度持ち帰って自分で整理することに。
4回目:(メールで)デザイン確定へ
後日、自分で描いたデザイン画をペインターに送り、それをベースに見積もりを出してもらいました。
5回目:ペイント最終打ち合わせ
1月に再訪し、色の指定(パントーン)や細かい仕様を決定しました。
この時は、認識のズレがないように、自分の描いたデザインに直接メモを書き込んでいきます。
6回目:パーツ選び(1回目)
2ヶ月後、塗装が仕上がり、バク上がりの状態で、いよいよパーツ選び!
ここが想像以上に時間がかかりました。約2時間かけて主要なパーツを決めています。
パーツのグレードは一番上か、その次のクラスを選びました。中途半端にすると後から変えたくなるため、最初から納得できるレベルにしています。
実際に使っているもの
自転車本体だけでなく、日常での使い心地は周辺アイテムにも大きく影響されます。
- ライト(発電式で止まっても点灯するタイプ)
実際に使っているライトはこちら - 鍵(重すぎず、でも安心感のあるもの)
実際に使っている鍵はこちら
どれも「とりあえず」ではなく、使っていてストレスがないものを選んでいます。
7回目:パーツ選び(2回目)
細かい部分の最終調整です。1時間ほどで全体の構成を仕上げました。
ここまで来ると、全体のバランスを見る段階になります。
8回目:完成・受け取り
3月末、完成した自転車を受け取りました。
既製品とは違い、「買った」というより「一緒に作ったものが完成した」という感覚があります。
想定外だったこと
一番の想定外は、時間と労力です。
お金を払えば終わりではなく、自分の時間・集中力・判断力も必要になります。
カスタムは「プロジェクト」に近いものだと感じました。忙しい時期にやると負担になるので、余裕のあるタイミングで進めるのが良いと思います。
実際の使い方(仕事として)
この自転車は、日常だけでなく仕事の移動手段としても使っています。
カフェでの打ち合わせや、グルテンフリーのお店の取材など、Maison Gohanの活動の中で自然に使うようになりました。
車ではなく自転車で移動することで、行動のハードルが下がり、結果として動きやすくなったと感じています。
まとめ
カスタム自転車は、時間も手間もかかります。ただ、その分だけ完成したときの納得感は大きいです。
完成品を選ぶのではなく、自分で積み上げていく。そのプロセス自体に価値があると感じました。

