グルテンフリーでBMI20なのに痛風になった話

グルテンフリー中でも痛風対策は必要?食事制限が重なる人が見直したいポイント

グルテンフリーや乳製品の制限をしていると、「自分はかなり健康的な食生活をしている」と感じることがあります。小麦を避け、甘いものを控え、外食でも揚げ物やパンを選ばない。そうすると、自然と魚、卵、野菜、豆腐、ナッツ、小魚などを選ぶことが増えていきます。

ただ、ここで少し注意したいのが、健康的に見える食品でも、体質や食べる頻度によっては別の負担になることがあるという点です。私自身、最近になって左足の親指の付け根が赤く腫れ、階段を降りるのがつらいほど痛むことがありました。痛風と診断されたわけではありませんが、食生活を振り返ると、プリン体の多い食品がかなり重なっていたことに気づきました。

この記事では、グルテンフリーや乳製品制限をしている人が、痛風のような症状をきっかけに食生活を見直すときのポイントをまとめます。

痛風かもしれない症状が出たら、まずは自己判断しすぎない

足の親指の付け根が赤く腫れて痛むと、痛風を疑う人は多いと思います。実際、痛風は足の親指の付け根に症状が出やすいと言われています。ただし、同じような痛みでも、外反母趾、打撲、靴の圧迫、関節炎、感染など、別の原因で起こることもあります。

そのため、強い痛みが続く場合、赤みや腫れがひどい場合、何度も繰り返す場合は、自己判断だけで済ませずに医療機関で確認するのが安全です。尿酸値だけでなく、炎症の有無や関節の状態を見てもらうことで、対策の方向がはっきりしやすくなります。

一方で、病院に行く前の段階でも、自分の食生活を振り返ることはできます。特に、痛みが出る前の1〜2週間に何を多く食べていたかを確認すると、意外な偏りに気づくことがあります。

グルテンフリー中は、魚介類に偏りやすい

グルテンフリーをしていると、外食の選択肢はかなり狭くなります。唐揚げ、フライ、天ぷら、パン、パスタ、ラーメン、普通のケーキ類などは避けることが多くなります。定食屋に行くと、自然と焼き魚定食や刺身、魚系のメニューを選びやすくなります。

これは一見、とても健康的です。実際、魚はたんぱく質や脂質の面で良い食品でもあります。ただし、痛風や尿酸値が気になる人にとっては、魚介類の種類や頻度に注意が必要です。いわし、干物、小魚、エビ、魚卵系などは、食べ方によってはプリン体の摂取が増えやすくなります。

「小麦を避けるために魚を選ぶ」という流れ自体は自然ですが、魚ばかりが続くと、別の意味で食事が偏ることがあります。グルテンフリー中こそ、魚、鶏肉、卵、豆腐、納豆、野菜、米などを組み合わせて、同じ食品に寄りすぎないようにしたいところです。

“ヘルシーな間食”にも落とし穴がある

ナッツや煮干しのような間食は、お菓子より健康的に見えます。血糖値を急激に上げにくく、たんぱく質やミネラルも取れるため、甘いものを控えたい人には便利です。

ただし、どちらも「健康的だからいくらでも食べていい」という食品ではありません。ナッツは脂質が多く、食べすぎるとカロリーが増えます。煮干しや干物系の小魚は、栄養価が高い一方で、プリン体が多い食品に入ります。

痛風や尿酸値が気になる人は、間食を選ぶときに「甘くないか」「グルテンフリーか」だけでなく、「同じものを毎日食べすぎていないか」も見直すとよいと思います。

見直しやすいポイント

  • 煮干しを毎日の間食にしていないか
  • ナッツを無意識に食べすぎていないか
  • エビや魚系の惣菜が続いていないか
  • 焼き魚定食ばかり選んでいないか
  • 小麦を避ける代わりに、魚介類へ偏りすぎていないか

アルコールは量が少なくても、タイミングに注意する

痛風対策というと、ビールを思い浮かべる人が多いかもしれません。たしかにビールはよく話題になりますが、注意したいのはビールだけではありません。ウイスキーやワインなど、プリン体が少ないとされるお酒でも、アルコールそのものが尿酸の代謝に関係することがあります。

普段から体調が安定している人であれば、少量のお酒で大きな問題が出ないこともあります。ただ、睡眠不足、疲れ、脱水、ストレス、プリン体の多い食事が重なっているときは、少量でも影響を感じる人がいるかもしれません。

足の痛みや腫れが出たときは、まず数日からしばらくの間、アルコールを休んでみるのも一つの方法です。完全に一生やめると考えるより、「今は体を落ち着かせる期間」と考える方が続けやすいと思います。

乳製品は“食べられるもの”と“合わないもの”を分けて考える

乳製品についても、体質によって反応が分かれます。牛乳やヨーグルトでお腹が張る人もいれば、熟成チーズなら少量食べられる人もいます。乳糖不耐症の場合、熟成されたチーズはラクトースが少ないため比較的食べやすいと言われることがあります。

ただし、乳製品が合わない理由はラクトースだけとは限りません。カゼインなど、別の成分に反応していると感じる人もいます。血液検査で明確に出ない場合でも、食べた後にお腹の調子が悪い、眠くなる、頭がぼーっとする、肌や体調に変化が出るという人は、自分の反応を記録しておくと判断しやすくなります。

痛風対策の文脈では、低脂肪乳製品が勧められることもありますが、乳製品そのものが合わない人は無理に取り入れる必要はありません。自分に合う食品の範囲で、たんぱく質やカルシウムをどう取るかを考える方が現実的です。

反応性低血糖がある人は、糖質を完全に切らない

痛風対策や体重管理を意識すると、糖質を減らしたくなることがあります。ただ、反応性低血糖のように、食後や空腹時に血糖値の変動でつらくなりやすい人は、糖質を極端に切ると逆に不安定になることがあります。

大切なのは、糖質をゼロにすることではなく、急激に上げ下げしない形で取ることです。白米を少量にする、たんぱく質や脂質と一緒に食べる、空腹時に甘いものだけを食べない、外出時には自分に合う補食を持っておく。こうした工夫の方が、現実の生活には向いています。

グルテンフリー、乳製品制限、痛風対策、低血糖対策を同時に考えると、食べられるものがどんどん少なく見えることがあります。だからこそ、「禁止リスト」を増やすより、「安定して食べられる組み合わせ」を見つけることが大切です。

食事制限は、厳しさよりも調整力が大切

食事療法を続けるときに難しいのは、厳しくしすぎると反動が出ることです。小麦もだめ、乳製品もだめ、砂糖もだめ、魚介もだめ、お酒もだめ、と考えていくと、食事そのものがストレスになります。

もちろん、症状が強い時期には一時的に控えた方がよい食品もあります。ただ、長く続けるには、「一生禁止」と考えるよりも、「今の体調では控える」「頻度を下げる」「量を減らす」「別の食品と入れ替える」と考える方が現実的です。

特に、複数の不耐性や体調不良を抱えている人は、完璧な食事を目指すより、自分の体調を見ながら調整する力を育てることが大切だと思います。

痛風が気になるグルテンフリー生活で、今見直したいこと

グルテンフリー中に痛風のような症状が気になる場合、まずは次のような点を見直すとよいと思います。

  • 魚介類が続きすぎていないか
  • 煮干しや干物系の小魚を毎日食べていないか
  • エビ、魚卵、干物、いわし系を頻繁に食べていないか
  • アルコールを再開したタイミングと症状が重なっていないか
  • 水分が不足していないか
  • 糖質を減らしすぎて低血糖気味になっていないか
  • 乳製品を少しずつ戻したことで体調変化が出ていないか

これらは、すべてを禁止するためのリストではありません。自分の体にとって、何が多すぎたのかを見つけるためのチェックポイントです。

まとめ:健康的な食事でも、偏ると不調につながることがある

グルテンフリーや乳製品制限をしていると、食事に気をつけているつもりでも、知らないうちに別の食品に偏ることがあります。小麦を避けるために魚を選ぶ。甘いものを避けるために煮干しやナッツを食べる。外食で安全そうな惣菜を選ぶ。どれも一つひとつは自然な選択です。

ただ、その選択が重なると、プリン体が多い食生活になったり、脂質やカロリーが増えたり、体に合わない食品を少しずつ取りすぎたりすることがあります。

食事制限をしている人に必要なのは、完璧なルールではなく、定期的な見直しです。体調が変わったとき、痛みや腫れが出たとき、眠気やだるさが続くときは、「最近、何が増えていたかな」と振り返ってみるだけでも、次の調整がしやすくなります。

自分の体に合う食べ方は、一度決めたら終わりではありません。年齢、体調、季節、ストレス、運動量によっても変わります。だからこそ、無理に我慢し続けるのではなく、体の反応を見ながら、少しずつ更新していくことが大切だと思います。

メゾンごはん流ライフスタイルをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む

タイトルとURLをコピーしました